この実体験を動画でも話しています
この記事は、僕自身が月額11万円のマッチングサービスに実際に加盟した体験をもとに書いています。
実際に紹介を受け、お客さんへ連絡していく中で感じた「お客さん側と業者側の入口の違い」について、Instagramでも僕自身の言葉で話しています。

外壁塗装について調べていると、
「あなたのお家の外壁塗装はいくら?」
「30秒で簡単診断」
「無料で外壁塗装の相場がわかる」
といったサービスを見かけることがあります。
家の塗装にいくらかかるのか分からない人からすれば、気軽に利用できる便利なサービスに見えると思います。
ただ、僕は今回、お客さんとしてではなく、外壁塗装業者として実際にこうしたマッチングサービスに加盟しました。
僕が契約したサービスの料金は月額11万円。
実際に利用してみて感じたのは、
「お客さんがサービスに入ってくる目的と、業者が紹介を受ける目的にズレが生まれることがある」
ということでした。
今回は特定の会社を批判するための記事ではありません。
実際に僕がお金を払って加盟し、紹介されたお客さんと直接話した経験をもとに、外壁塗装の一括見積もりサイトや30秒診断が、業者側からどう見えているのかを書いてみます。
外壁塗装の「30秒診断」を利用する人の目的とは?
例えば、
「あなたのお家の外壁塗装はいくら?」
と表示されていたらどうでしょう。
外壁塗装を今すぐ契約したいわけではなくても、
「うちって塗装したらいくらくらいなんだろう?」
と気になって診断する人もいると思います。
そして、
- 建物についての情報
- 名前
- 電話番号
- その他の個人情報
などを入力して診断を進めます。
ここまでは、お客さんからすると**「自宅の外壁塗装の金額を知りたい」**という感覚で利用するケースもあると思います。
僕が実際に加盟して気になったのは、その先でした。
業者側には「外壁塗装を検討している案件」として届く
僕は外壁塗装業者として、月額11万円を支払ってサービスに加盟しました。
当然、業者側は紹介を受ければ、
「外壁塗装を検討しているお客さんがいる」
と考えます。
仕事につなげるためのサービスにお金を払って加盟しているので、紹介が来れば電話します。
ところが実際に電話して話を聞いてみると、
「外壁塗装をすぐに依頼したい」というより、「金額や相場を知りたかった」
という温度感のお客さんもいました。
ここで僕は一つの違和感を持ちました。
お客さんと施工業者で「入口」が違う
僕が実際に利用して感じた一番大きなポイントがここです。
お客さん側
「自分の家はいくらくらい?」
「外壁塗装の相場を知りたい」
「とりあえず診断してみよう」
↓
業者側
「外壁塗装を検討しているお客さんが紹介された」
「連絡して現地調査や見積もりにつなげよう」
このように、同じサービスを利用していても、お客さんと業者でスタート地点の認識が違う場合があります。
だから業者からすると、
「せっかく紹介されたのに話が進まない」
となる。
一方、お客さんからすると、
「金額を知りたかっただけなのに業者から電話が来た」
となる可能性があります。
僕は実際に加盟するまで、この構造を深く考えていませんでした。
月額11万円を実際に払ったから分かった
僕自身、仕事につながることを期待してこのサービスを契約しました。
月額料金は11万円です。
年間に単純換算すれば、
11万円 × 12ヶ月 = 132万円
です。
施工業者、とくに小規模な塗装店や個人事業主にとって、決して小さい金額ではありません。
もちろん、こうしたサービスを利用して仕事につながっている施工店もあると思います。
なので、
「一括見積もりサイトは全部ダメ」
と言いたいわけではありません。
僕が伝えたいのは、
実際に月額11万円を払って加盟した施工業者から見ると、こういうケースがあった
という事実です。
外壁塗装の一括見積もりサイトは使わない方がいい?
僕は、一括見積もりサイトという仕組みそのものを否定するつもりはありません。
複数の施工業者を自分で探す手間を省けるなど、利用者にとってメリットになる部分もあります。
ただし、
「無料診断だから、とりあえず自宅の金額だけ知りたい」
という感覚で個人情報を入力する場合には、その情報がその後どのように利用されるのか、入力画面や利用規約を確認してから利用することをおすすめします。
「診断をしたら金額だけ表示される」のか。
「施工業者を紹介される」のか。
「施工業者から電話がかかってくる可能性がある」のか。
ここは確認しておいた方がいいと思います。
外壁塗装の相場を知りたいだけなら、直接施工店に聞く方法もある
外壁塗装は、家によって金額がかなり変わります。
同じ30坪の住宅でも、
外壁の面積、劣化状態、シーリングの長さ、足場、付帯部、使用する塗料、補修の必要性などによって見積金額は変わります。
だから僕自身は、実際の建物を見ずに正確な工事金額を出すことは難しいと考えています。
相場を知りたいだけでも、
「まだ工事するか決めていないけど、金額だけ知りたい」
と最初から施工店に伝えてみてもいいと思います。
少なくとも僕の場合、それで問題ありません。
見積もりを取ったからといって、その場で契約する必要もないと思っています。
外壁塗装は「誰に頼むか」を自分で選んでほしい
今回、自分自身が業者側としてマッチングサービスを利用して、改めて感じました。
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。
だから、
「紹介された会社だから」
ではなく、
施工する人の考え方、施工内容、見積書、金額、保証、そして実際に話したときに信頼できるか。
そこまで見て、自分で判断してほしいと思っています。
僕自身も今回、月額11万円を支払って実際に経験したからこそ分かったことがありました。
良い悪いを決めつけるつもりはありません。
これは、実際に外壁塗装業者としてサービスに加盟した僕自身の体験談です。
外壁塗装の一括見積もりサイトを使うメリット・デメリット
外壁塗装の一括見積もりサイトには、もちろんメリットもあります。
自分で何社もの塗装業者を探さなくても、複数の業者と比較できることは、利用する人にとって便利な部分だと思います。
一方で、僕が実際に施工業者側として加盟して感じたのは、「外壁塗装の金額を知りたい」という人と、「実際に見積もりをして契約につなげたい」という業者の間に温度差が生まれる場合があるということです。
例えば「30秒診断」「外壁塗装の金額を簡単に確認」といった入口から利用した場合、お客さんとしては「まず相場だけ知りたい」ということもあると思います。
しかし施工業者は、紹介された情報をもとに仕事につなげるため連絡します。
その結果、
「診断しただけなのに電話がかかってきた」
「まだ工事するつもりはなかった」
という状況が生まれる可能性があります。
だから一括見積もりサイトを利用するときは、個人情報を入力する前に、入力後に何が起こるのかを確認しておくことが大切だと思います。
外壁塗装の一括見積もりで電話が来るのはなぜ?
僕自身、施工業者側として紹介を受けた場合には、お客さんへ連絡していました。
なぜなら僕は、仕事につながる可能性のあるお客さんを紹介してもらうサービスとして契約していたからです。
つまり業者から電話が来ること自体は、業者側からすると仕事として行っている行動です。
だから僕は今回の経験から、単純に「電話してくる業者が悪い」「サイトが悪い」という話ではないと思っています。
重要なのは、サービスを利用するお客さんがどのような認識で個人情報を入力し、施工業者にはどのような形で情報が届いているのかという部分です。
ここに認識の違いがあれば、お客さんにも施工業者にもメリットの少ないマッチングになってしまいます。
一括見積もりサイトを利用する前に確認したいこと
外壁塗装の一括見積もりや無料診断を利用する場合は、
「入力すると施工業者を紹介されるのか」
「業者から電話やメールで連絡が来るのか」
「何社程度に情報が共有されるのか」
などを、入力前に確認しておくことをおすすめします。
まだ外壁塗装をする予定がなく、単純に相場だけを知りたいのであれば、そのことを最初に業者へ伝える方法もあります。
僕自身、お客さんから**「まだ工事するか分からないけど、金額だけ知りたい」**と言われても問題ありません。
外壁塗装は金額も大きいため、焦って業者を決める必要はないと思っています。
外壁塗装で後悔しないために
今回お伝えしたのは、僕自身が一括見積もりサービスに加盟して感じた「お客さんと業者の入口の違い」についてです。
ただ、業者を見つけた後にも、外壁塗装では気をつけてほしいことがあります。
特に僕が伝えたいのが、その場で契約を決めないことです。
「今日契約してくれたら安くします」
「今決めてもらえれば値引きできます」
こういった言葉を聞いても、一度持ち帰って、工事内容や金額、本当にその業者に任せたいのかを考えてから判断しても遅くありません。
僕自身も過去に高額な契約を即決して、後悔した経験があります。
👉 「外壁塗装・リフォームで即決は必要?「今日なら安くします」と言われた時に考えたいこと
また、すでに訪問販売などで契約してしまった場合でも、契約方法や条件によってはクーリングオフができる可能性があります。
👉 外壁塗装のクーリングオフは8日間|契約後・工事開始後でもできる?
業者を探すところから契約するところまで、焦って決める必要はありません。
相場を知る → 業者を知る → 比較する → 納得してから契約する。
僕はこの順番でいいと思っています。
消費者庁でも、住宅リフォームに関する契約トラブルについて注意喚起を行っています。契約に不安がある場合は、公的機関の情報も確認してみてください。
